腰痛

 腰痛といいますが、腰痛にはいろいろな種類があります。なかでもよく見られるのが慢性腰痛です。

動いていると楽だが、じっとしていると固まるような痛み。朝起きる時痛み、しばらくすると楽になる。病院で検査を受けても異常なしといわれる。

このような痛みは慢性腰痛といわれ、いつ痛めたかはっきりしないが、常に鈍痛につきまとわれている状態です。

慢性腰痛の原因は姿勢の悪さ、運動不足やしすぎ等、いろいろあると言われます。その原因をさらにたどると腰そのものより、下半身にある問題が影響している場合が少なくありません。

わたしたちの身体はどこかにトラブルがあると、その部位をかばって、他の部位がその代役をしようとします。腰痛の多くの場合は、下半身のトラブルをかばって、腰(骨盤、腰椎)が代役をしようとして引き起こされるのです。

      

 

 足首の異常が腰痛を引き起こす場合

 足は体重を支える負担から弾力を失いがちです。そこに何かしらの問題(例えば、昔の捻挫が原因の場合。女性なら、日頃ハイヒールをはく習慣がある場合など…)が加わることで、足の関節に異常が生じます。

この足首に生じた異常が、腰痛などの痛みの原因になる場合があります。

足関節に異常が起こる ⇒ アキレス腱を硬くする ⇒ 膝が伸びにくくなり、身体が前掲気味になる ⇒  これをかばうため背筋が疲労しやすくなる ⇒ 腰痛を引き起こす

・緊張したハムストリングスが腰痛を引き起こす場合

下半身のなかで、「ハムストリングス(太ももの裏の筋肉)」も重要です。ハムストリングスは、膝や股の曲げ伸ばし、また開脚にも関係し、歩行をつかさどる重要な筋肉です。長時間の立ち仕事をしている人などは、このハムストリングスが硬くなりがちです。この筋肉が緊張すると、股関節の可動が制限され骨盤や腰椎が代償して腰痛になる場合があります。

以上みてきたように、腰痛の場合下半身の弾力が大切なため、当センターではまず、下半身を調整します。そして、その後、背骨、首、骨盤へと順次調整していきます。