好みの問題
前回は「独自の技術」についてご紹介しているつもりでしたが、結局「好みの問題」という内容になってしまった気がしています。
独自の技術とは
1特別優れたものではなくそれぞれに個性がある➡あなたに合った技術を受けることが重要
2方法だけではなく誰が施術するかで効果が変わる為、全てのお店が独自➡あなたに合った施術者が重要
どちらもあなたに合っているかどうかということになります。
それだけ重要な要素である「好み」について、今回はご紹介してゆきます。
ちなみに、これは相性とは少し違います。
相性のように相互的ではなく、あくまであなたが技術やお店に対してどう感じるかが重要になってきます。
以前の私は整体において「好みなんてない」と考えていました。
改善しないのは技術が未熟なだけだと。
ですが、今の私は「好み」はあると思っています。
それは開業して18年、20年以上の施術歴のなかで実感したことですが、その考えが芽生えたのはこの仕事をはじめてすぐのことでした。
私がまだ学生だった頃の話です。
ある高名な先生のセミナーに参加する機会がありました。
その方はアメリカのカイロプラクティック大学を卒業され、現在でもアメリカで活躍されているカイロプラクティックの第一人者です。
そんな先生がおっしゃっていました。
「私に治せない患者さんでも、君たちが治せる事があるかもしれない。」
その時は「なんて謙虚な先生なんだ」と感動した覚えがありますが、施術経験がなかった為、実感がわかず
「本当かな」と思っていました。
その後、修行先のお店で施術を任されるようになってしばらくした頃、その時の話が思い出される事がありました。
何人かの方が院長の施術より私を選んでくれるようになったのです。
当時の私はまだ施術経験の浅い新人です。
それに対して、院長は私のカイロプラクティック学校の先生でもあり当然、技術、知識、経験どれをとってもくらべものになりません。
ですから、嬉しさよりも困惑してしまいました。
「せっかく院長の施術を受けているのに、なんでわざわざ私に?」
当時は技術向上しか頭になかった為わかりませんでしたが、後になって考えてみると、これがあの先生がおっしゃっていたことなのかと気づかされました。
といっても、院長と私で人間性や性格の優劣があるということではありません。
後からその方々に聞いたところ、いつも忙しい院長より私の方が話しやすい。
同時にたくさんの患者さんを施術している院長より、1対1で対応している私の施術時間のほうが静かで
落ち着く。といった理由からでした。
そして、それが施術効果にもあらわれていて、私の施術のほうが楽になるということでした。
このように施術する人や場所の雰囲気などの好みは、時に技術力以上に重要になるケースもあるといことです。
長くなったので次回に続きます。

