技術力について2
今回は技術について私がどのように考え、取り組んでいるかをご紹介します。
「独自の技術」の項でも書きましたが技術というのは方法によって、それぞれに特徴があり、あなたと症状に合うかが重要といえます。
その時はゲームのRPGにでてくる呪文に例えました。
炎や雷など、さまざまな属性と、敵にも呪文の種類によって耐性があるため、呪文の属性が敵の弱点かどうかが攻略のカギになります。
ですから、より多くの属性の呪文が使える方が有利です。
では整体技術も呪文のように多くの種類が使えれば、その方の症状に合わせた技術を使い分けられるから有利なはず。
ところが、整体技術というか現実の技術全般にもいえますが、そう簡単な話ではありません。
一つの技術を習得するのはとても大変なことだからです。
私がこの技術を知ったのは今から20年以上前、まだカイロプラクティック学校の学生だった頃です。
その時から比べても、この考えは変わっていません。
それどころかますます強まるばかりです。
昔の漫画で、あるキャラクターが次のようなセリフを口にしていました。
「自分が強くなるほどに、○○(敵)が遠のいていくようだ。」
整体技術もまさにそんな感じです。
この技術を少し理解し、レベルアップしたと思ったら、実はまだまだ上があることが初めてわかり、自分の未熟さを知る…。
これの繰り返しです。
それでも、この技術の理論を理解し、その奥深さと自分の技量の程度がわかってきただけでも、随分と進歩したのではと思っています。
というのも、20年以上前に初めてこの技術の本を読んだときは、その理論が難しくてよく理解できませんでした。
さらに実技をみたときは「ただ押してるだけ?簡単そう。」などと、この技術のすごさと難しさが全くわかっていなかったのです。
以来20年以上、私はこの技術を勉強し続けています。
この仕事を始めたばかりの頃は、いくつかの別の技術を学んだこともありました。
ですが、そのようなことをすると結局、中途半端に終わってしまう可能性があります。
私は空手が趣味なのですが、昔このようなことがありました。
師範は長年、空手の修行を続けるなかで、知人のキックボクサーのもとでキックボクシングの練習にも取り組んでいました。
私もその練習に参加させていただく機会があったのですが、その時に師範から言われました。
「この練習に参加するには、ある程度空手の基礎ができている必要がある。それがあればキックボクシングの要素を勉強することで、空手の技術に活かすことができる。反対に基礎ができていないと、どっちつかずの結果に終わってしまい、かえってよくない。」
整体技術も同じです。まずは軸となる一つの技術を身につけることが大切だということです。
施術を続けていると初心の頃程、思うような結果がでなくて
「この方法ではダメなのか?もっと別のほうがいいのでは…。」
と、不安になることはあるかと思います。
ですが、その場合の多くは方法ではなく自分の技量不足が原因です。
大事なのは、そのような時でも、ブレずに自分が信じている技術を追求し続ける姿勢です。
そうすれば、その先に別の技術を勉強したときでも、それが枝葉となって、もとの技術の向上にもつながると考えています。

